マッケンジー夫妻と静岡

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    旧マッケンジー邸ダンカン・ジョセフ・マッケンジー(Duncan Joseph Mackenzie)氏は、1918年に来日。静岡県産の茶輸出に尽力されました。
    横浜港を中心とした輸出から、清水港からの輸出への移行期にあたり*1、日本において輸出業者協会を組織し、米国茶業組合委員、同組合調停委員会議長、日本茶委員会議長として活躍された人物です。
    戦前戦後を通じて日本茶業界の発展に多大多岐に亘る役割を果たされましたが、1958年11月に静岡にて他界されました。

    夫人のエミリー(Emily Margaretta Mackenzie)氏は、ダンカン氏の他界後も静岡に留まられ、物心両面で静岡の社会福祉向上に多大なる活躍を果たされました。マッケンジー邸は、エミリー氏の1972年6月の帰国に際し、敷地の半分を静岡市に寄贈、残りの敷地と建物は静岡市が買い取り、敷地の一角に乳児院が設置されました。エミリー氏は、帰国直後の1973年9月にカリフォルニア州パロアルト市にて他界されたそうです。
    旧マッケンジー邸(静岡市駿河区高松2852番地)は、静岡市が管理する文化財として現存し*2、敷地の一角の乳児院は、社会福祉法人エミリーによって運営されています。

    国登録有形文化財(1997年12月12日登録)としてウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)設計による建築文化財としての価値もさることながら、マッケンジー夫妻の有形無形の功績は、現在の静岡の主要産業である茶産業と地域の社会福祉に脈々と息づいています。茶貿易に携わる者として、夫妻の功績に想いを馳せるとともに、市民の皆様にも静岡経済と福祉への功績をもっと知って頂ければ幸いです。

    旧マッケンジー邸の様子は、gipsymania氏による『ヴォーリズを訪ねて』というサイトに美しい映像で紹介されています*3
    日本茶輸出の歴史に学ぶ〜清水港茶輸出開始から100年〜(静岡市)
    http://www.city.shizuoka.jp/deps/nogyosinko/yusyutu_rekisi
    旧マッケンジー邸(静岡市)
    http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunkazai/bunkazai_hogo_mackenzie_index.html
    『静岡市の旧マッケンジー邸』ヴォーリズを訪ねて(gipsymania氏)
    http://gipsymania.exblog.jp/6110219/
    http://gipsymania.exblog.jp/6137390/
    財団法人静岡市文化振興財団
    http://www.scpf.shizuoka-city.or.jp/facilities/facilities01-08.html


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